2022.8.23
新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援7
2022.08.10. 炊き出し支援活動レポート7
2022年8月10日水曜日新潟豪雨災害支援活動4日目昼の部と夜の部
雨予報の新潟でしたが、幸い雨に降られる事なく昼の部を終えました。今日のお昼は配布されるおにぎり(1人2個)に添える副食として、豚の生姜焼きと酢の物を提供しました。炊き出しが地域に馴染んできた事もあって、「食事が楽しみだわ‼︎」と言っていただけるようになりました。街を歩くと「美味しかったよありがとう‼︎」と声かけていただき、“やってて良かった”と実感しています。今日はAARジャパンが2名体制、ピース4名でのぞんでいます。
本日の昼食、豚の生姜焼き、ワカメときゅうりと竹輪の酢の物、うずら卵付き100食提供いたしました。
協力:認定NPO法人AARジャパン
新潟豪雨災害支援活動4日目、夕食の部。
今日の夕食は配布されるお弁当に添える副食として、『チキンクリームシチュー』を提供しました。やはり温かい食事は喜んでいただけるようで、何度もお礼を言ってくださるので恐縮してしまいます。これまで何度も炊き出しを経験していますが、今回のように“現場のど真ん中”で行うのは初めてです。最初は災害対策本部の横にテントを張っての活動でしたが、本部の方から「炎天下大変でしょうから、公会堂の土砂取り除けたら中で作業出来るよう手配するね」とありがたいお申し出でした。で、その公会堂を見てびっくりです。土砂が通り抜けて来た中心にあり、流されて来た民家が激しくぶつかっています。入り口への道も土砂に埋もれてましたが、地元の方々の懸命の作業で開通し、中に入ると全面土砂に埋もれてました。この土砂も皆さんに取り除いていただき、9日からここで炊き出し作業が行えるようになりました。
室内とは言え、電気、水道、ガスが回復しておらず、蒸し暑い中でも作業で日差しが無いだけマシと言う状況です。床の土砂は乾くと土埃となりますが、色んなバイ菌を含んでおり、衛生上リスクがあるので毎日作業前に掃除しますが、土足で作業する以上、どうしても床に泥が入ってきます。こんな状況下での炊き出し活動、8月16日まで頑張ります。
本日の夕食、『チキンクリームシチュー』100食提供いたしました。協力:認定NPO法人AARジャパン
2022.8.23
新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援6
2022.08.09 炊き出し支援活動レポート6
2022年8月9日火曜日新潟豪雨災害支援活動3日目夜の部。
本日のメニューは“お弁当に合うスープ系食材”と言うリクエストをいただきました。確認したお弁当が揚げ物中心だったので、あっさりいただける『具沢山の豚汁スープ』にしました。
本日の夕食豚汁スープ(奇跡のタマネギ1個入り)80食提供いたしました。協力:認定NPO法人AARジャパン
東日本大震災以来、行政からの食事提供はかなり迅速に手配できるようになっている。但し、大手食品会社からの提供もあれば地元の仕出しキッチンからの提供など供給源は様々である。共通しているのは、お弁当のメインは大体揚げ物(高温調理なので衛生面を考慮していると思われる)、それに、ごはん、漬物、副菜に卵焼き、少量のお野菜(煮物とかお浸し、和え物)のパターン。メインの揚げ物の種類が変わったり、焼き魚が入ったり、のアレンジになって
、これが毎日続く。
ピースプロジェクトが今回臨機応変にメニューを変更したのは、翌日のメニューの買い出しを朝行っても間に合う距離のスーパーに被害がなかったこともあるし、栄養面を考えてのこともある。でも一番は、このお弁当を見たときに「なんとなく毎日同じものを食べている」、「食べられるだけいい」、と言い聞かせる、あるいは我慢しがちな気持ち、をなくしたかったから。いろんな具材が入っている豚汁にはそんな思いを込めました。たかが一食、されど明日のエネルギーになる一食になりますように。
2022.8.23
新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援5
2022.08.09 炊き出し支援活動レポート5
2022年8月9日火曜日新潟豪雨災害支援活動3日目昼の部。
暑い日が続くので、多少の味変しながら“素麺』を提供する予定でしたが、「素麺はもういいです」と食傷気味のお言葉をいただいたので、急遽『具沢山カレースープ』にメニュー変更しました。おにぎりが提供されているので、副菜として召し上がっていただければ合うかなとの判断です。
今日から公民館を使わせていただいています。ここにも土砂が流れ込みましたが、地元の方々のご協力を得て、道路に流れた流木撤去、泥かき、清掃を終えて、何とか使えるようにしていただいた状態で「ピースさん、ここで炊き出し作業行ってください」と温かいお言葉をかけていただきました。これまで炎天下の道路で炊き出ししていたので、直射日光避けられるのと、土埃から離れて作業出来るので、多少安心は出来ますね。
ただし、ここにはまだ電気も水道も通っていません。洗い物には苦戦しながらの炊き出し活動となります。また、今日からAARジャパンのスタッフが新たにひとり参加してくれてます。力強い助っ人です。作業もはかどると思います。
本日の昼食具沢山カレースープ90食提供いたしました。協力:認定NPO法人AARジャパン
2022.8.22
新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援4
2022.08.08 炊き出し支援活動レポート4
新潟豪雨災害支援活動2日目夜の部。
炊き出し支援の時のメニューの決め方について少し触れますが、通常は炊き出し側が買い出しできる状況に応じて食材をそろえて、作って出す、というシンプルな構造。「おしかけ炊き出し」になることも多いのも現状です。
本当はピースが今日の昼食に用意した材料は牛丼でした。ところが朝到着してからの昼食準備前に、行政の本日の食事支援内容がおにぎり500個、昼食と夜を兼ねているかはわからない、という情報を区長さんよりいただき、お米ものは十分とみて、方向転換することにしました。昨日は夕食にお弁当が来ていたので現場経験豊富な代表と今日から加わったピースメンバーは口を揃えて『お弁当は来る!』『だから来てもOKな汁物』かつ『食材を有効活用できるものがいい!』ということで『肉じゃがスープ』に決定。
足りないものを買い出しに出てもらう間に案の定、『夕食にお弁当が来ます』との情報が入り、予想的中でした。
手前みそながら、現場力豊富なメンバーが多いのもピースの強みです。お昼の投稿に書いた通り2日目で炊き出しが地域の住民の方に認識されことや、とにかく30℃超える気温ではなにもしなくたって暑いし、家の片付け作業も土砂を掻き出す作業もお素麺茹でるのもとにかくなにをするにも共通で暑い。
『暑い一日で大変でしたねー』と声掛けすると『暑くてなにもできないけどやらないと』『(ピースが)暑いなか作るのも大変でしょう、うちは幸い冷蔵庫が無事なので、これ、明日の朝いただこうかな』『うちは水道が戻ったけども、電気がまだでクーラーが使えないからきついわ』といった様々な会話のお返事がお渡し時に戻って来るようになり、ピースプロジェクトの支援活動の根底にある『ふれあい活動』が少しずつできてきました。
そして提供後は「公会堂」へお引越し作業です。お天気の回復と共に炊き出しテント前の道路の土煙などの衛生状況の懸念、また、当法人が使えるように突貫で整備してくれた「重機整備ボランティアチーム」のお陰で公民館へ移動することにしました。
またも、小岩内地区本部の皆さんにお手伝いいただき荷物を移動、明日からは壁のある環境で炊き出しです。炎天下、お素麺茹でる間に屋根のあるところでお待ちいただけるのも安心です。
本日の夕食『肉じゃがスープ』100食提供しました。
協力:認定NPO法人AARジャパン
2022.8.22
新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援3
2022.08.08 炊き出し支援活動レポート3
2022年8月8日月曜日新潟豪雨災害支援活動2日目昼の部。昨日に続き猛暑なので、さっぱり『梅干し素麺』を提供しました。早くも炊き出し活動が認知されてきたので、提供数も上がってきました。今回の活動場所では在宅避難されている方々36世帯127人への支援を必要としています。昼はご自宅の後片付けで食事も作れない、夜は「疲れて食事を作る気にもなれない」と言う方がほとんどです。そんな皆さんに“明日も頑張ろう‼︎”と思っていただけるように『想い』を届けたいと想います。
ピースメンバーが二人加わり、作業負担も少し軽減されました。昼食提供後に夕食分の買い出しを兼ねて、外テントではなく現地の行政の方のご協力を得て勧めていただいた室内の「調理室」の空きを視察に行きました。結果、現場から距離があること、現行毎日の提供数のほかに現場対応事象が起こりうる点を鑑みて、却下することにしました。この判断が吉であるかどうか、わからないのですが長年の支援活動を通じての直感が活かされる部分だと自負しております。
本日の昼食『梅干し素麺』100食提供しました。
協力:認定NPO法人AARジャパン