『イナズマSpirit 』in 珠洲市 開催レポート
日時 2024年8月31日13:10〜18:15
場所 石川県珠洲市『ラポルト』及び飯田高校
内容 飯田高校(生徒数230人)学園祭『飯高祭』にゲストとして参加。鈴木千裕選手による『稲妻メンタルによる悩み相談』、キックミット披露、直筆サイン入りTシャツプレゼント及び懇親
10:00 ANA747便でのと里山空港入り、LA GYM 会長にお出迎えいただく。
10:45 珠洲市内到着、宝立(ほうりゅう)地区(津波被害があった)、飯田地区(以前鈴木選手が視察した場所)を視察、3月に視察した時のあまり変わっていない状況に驚く。
11:50 宿泊先である『正福寺』で昼食
12:45 『飯高祭』の会場(ラポルト)に到着後、担当教諭(牧野先生)と打ち合わせ、当初13:10〜の参加がプログラムの遅れで14:10〜となる
14:10 牧野教諭の案内でプログラムスタート
① 千裕選手によるミット披露(ミットは藤田 琉樺選手)
② ピースプロジェクト加藤による「鈴木千裕選手が珠洲市を訪問する由縁エピソード紹介」
③ 千裕選手による『“お悩み相談”with 稲妻メンタル』
④ ジャンケン大会での直筆サイン入りTシャツプレゼント大会
珠洲市の生徒は基本的にシャイで中々相談を打ち明けたり、挙手をしないので、千裕選手から指名して発言してもらいました。その代わり発言してくれた人にはTシャツをプレゼントさせていただきました。
持ち時間30分でしたが、結局40分以上使うほど盛り上がり、盛況に終えることが出来ました。
締めの言葉として、鈴木千裕選手から「どんな時でも前向きに生きて欲しい、人の悪口を言わないでスーパーポジティブな生き方を送ってください」
ピースプロジェクトからは「今回の震災で皆さんは全世界から様々な支援を受けたと思います。今度、どこかで災害が起きたら、手を差し伸べる事が出来る人になってください」と送らせていただきました。
Tシャツへのサインは学園祭のプログラムが終わるまで待つ必要があり、2時間近く楽屋で待ったのは愛嬌と言う事でご理解ください。
当選者のTシャツにサインしながらも、千裕選手から「将来何になりたいの?」とかの質問で生徒達との距離をグッと縮めてくれました。
中には「就職するか、進学するかで悩んでる」と言う生徒もいて、千裕選手なりに真剣に向き合って対応してくださいました。
その後、飯田高校へ場所を移し、2階の教室をお借りしてLAジムによるミット体験、鈴木千裕選手と生徒の“ふれあい“タイムとなりました。
ここでも、最初は遠巻きに見ていた生徒たちでしたが、直ぐに教室溢れる程になりました。
生徒からは
「こんなに身近に来てくれるなんて信じられない」
「真剣に話しを聞いてもらえて嬉しかった」
「画面で観るより、温かみを感じた」
等々の前向きな意見が聞こえてきました。
教頭先生からは、
「多くの生徒が地震、津波の被害を受けています。今回の学園祭はその苦難を乗り越える為のきっかけにしたかった。そう言う意味でも格闘技のチャンピオンが直接会いに来てくれて、生徒たちに声をかけてくださったのはとてもありがたいです」
とのお言葉をいただきました。
9月1日
朝6時半に宿泊である『正福寺』を出発、能登半島のもうひとつ大きな被災地『輪島市朝市』を視察に行きました。
震災から8ヶ月、ようやく火災の跡地整理が始まり、瓦礫が撤去され更地に近く状態になっていました。
亡くなった方の住居跡に残された花がすべてを物語っています。
この後、のと里山空港に移動し、帰京しました。
台風10号の影響で開催が危ぶまれた今回のプロジェクトですが、千裕選手の『稲妻パワー』で台風を跳ねのけて奇跡の開催となりました。
開催にご協力いただきました、RIZIN、KNOCK OUT 、飯田高校の皆さん、LAジムの皆さん、インスピリット、正福寺、珠洲市の仲間にあらためて感謝申し上げます。
※ 『イナズマSpirit 』とは鈴木千裕選手とピースプロジェクト、格闘技ブランド『インスピリット』が立ち上げた支援活動です。
困難な状況にある子どもたちや被災地への支援活動を行うことを目的としています。
『どんな困難な状況にあっても千裕選手流『稲妻メンタル』があれば乗り越える事が出来ると言う信念を伝えていきます。