新潟県村上市小岩内地区豪雨災害支援4
2022.08.08 炊き出し支援活動レポート4
新潟豪雨災害支援活動2日目夜の部。
炊き出し支援の時のメニューの決め方について少し触れますが、通常は炊き出し側が買い出しできる状況に応じて食材をそろえて、作って出す、というシンプルな構造。「おしかけ炊き出し」になることも多いのも現状です。
本当はピースが今日の昼食に用意した材料は牛丼でした。ところが朝到着してからの昼食準備前に、行政の本日の食事支援内容がおにぎり500個、昼食と夜を兼ねているかはわからない、という情報を区長さんよりいただき、お米ものは十分とみて、方向転換することにしました。昨日は夕食にお弁当が来ていたので現場経験豊富な代表と今日から加わったピースメンバーは口を揃えて『お弁当は来る!』『だから来てもOKな汁物』かつ『食材を有効活用できるものがいい!』ということで『肉じゃがスープ』に決定。
足りないものを買い出しに出てもらう間に案の定、『夕食にお弁当が来ます』との情報が入り、予想的中でした。
手前みそながら、現場力豊富なメンバーが多いのもピースの強みです。お昼の投稿に書いた通り2日目で炊き出しが地域の住民の方に認識されことや、とにかく30℃超える気温ではなにもしなくたって暑いし、家の片付け作業も土砂を掻き出す作業もお素麺茹でるのもとにかくなにをするにも共通で暑い。
『暑い一日で大変でしたねー』と声掛けすると『暑くてなにもできないけどやらないと』『(ピースが)暑いなか作るのも大変でしょう、うちは幸い冷蔵庫が無事なので、これ、明日の朝いただこうかな』『うちは水道が戻ったけども、電気がまだでクーラーが使えないからきついわ』といった様々な会話のお返事がお渡し時に戻って来るようになり、ピースプロジェクトの支援活動の根底にある『ふれあい活動』が少しずつできてきました。
そして提供後は「公会堂」へお引越し作業です。お天気の回復と共に炊き出しテント前の道路の土煙などの衛生状況の懸念、また、当法人が使えるように突貫で整備してくれた「重機整備ボランティアチーム」のお陰で公民館へ移動することにしました。
またも、小岩内地区本部の皆さんにお手伝いいただき荷物を移動、明日からは壁のある環境で炊き出しです。炎天下、お素麺茹でる間に屋根のあるところでお待ちいただけるのも安心です。
本日の夕食『肉じゃがスープ』100食提供しました。
協力:認定NPO法人AARジャパン