能登半島地震被災地の支援活動第5弾 最終日
2024年2月24日 (土)
AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被災地の支援活動第5弾、最終日の活動、無事に終了いたしました。
お昼に投稿した通り、チーム全員が「プロパンガスなかったらどう炊き出しを進めるか」をドキドキしながら宿舎を少し早めに出発した朝でした。
残り一本のプロパンガスの残量が少ないので、昼食のご飯を炊くのを最優先にすることは全員一致。
毎日手伝ってくれる福井市の職員Fさんと公民館リーダーのGさんもお昼のお吸い物の具材準備に加わってくださり、チーム一丸となって昼食・夕食の同時準備に取り掛かりました。
幸い、30分でプロパンガスを1本届けてくださるところが見つかり、皆でホッとして、「じゃあ予定通りまず昼食提供頑張ろう!」と昼食の準備を優先させたものの、一度同時進行のスイッチが入ったこともあって、結果、炊き込みご飯を炊く間に夕食の食材もほぼカットし終わり、マーボー丼の素も仕上がる、という快挙でした。
今回の最悪の事態はお昼提供はできても、夕食準備の段階でガスが切れて、なおかつ、ガスが手に入らない、でしたが、前日夜に全員が「被災者の方に昼食と夕食を出す」という自分たちの活動目的を潰さずに話し合いました。
そこに、「昼食の提供をやめて夕食だけの提供にする」という選択肢もあることは頭にはありつつも、どうすれば2食出せるか、ということに的を絞って、知恵と経験値を出し合って「どうにかできそうだ」という共通のイメージをもって臨めたことが、「チーム・仲間」と協働する部分のいいところだな、と改めて実感しました。
そうして出来上がった昼食の提供時間の12時より少し前から昨日とは違って予想よりも取りに来られている人の人数が多いかも?と思った通り、予定数50食すべて提供となりました。
夕食準備のめどが立っていたので我々自身の昼食を買いに近い順にコンビニ、スーパーをめぐりました。
が、どこもお弁当・おにぎりの入荷がなく、4軒目でようやく昼食をゲットして近隣の在宅避難の方々がお昼ごはん一つ買いに行くのも大変なんだ、ということを私たち自身の身をもって痛感しました。
余裕ができた時間は、次回宿泊所についたときにすぐ使えるように灯油を購入するチーム、器資材などのチェック、持ち帰り品を整理するチームに分かれ、最終日の片づけも兼ねつつ、第6弾に向けての準備でやれることも済ませておくことにしました。
なかでも一番ありがたかったことは「断水と下水道が整っていないため、トイレは水が流せない」、という宿泊所の条件でしたが、避難所と同じく特別なシートを使ったビニールを使えば、トイレは使える、と聞いて、代表が、なんと自分が使わない女子トイレを含めてトイレを床から便器まできれいに掃除し、電気がつかないのでセンサー式のライトも設置してくれたことです。
宿泊先の隣の敷地に簡易トイレが設置されているのでそちらも利用できるのですが、夜暗くなって寒い中出るのは少々大変なこともあって、これは本当に助かりました。
長期の支援活動で次回の活動に誰が参加するかわからないことが多い中において、次のチームができるだけ滞りなく活動ができるような準備をやれるタイミングで早めに済ませておくことも炊き出し活動そのものをスムーズに行えることにつながるなー、と思いながら、トイレ掃除とは比べ物になりませんが、東京へ戻る車内の整理と持ち帰り品のチェック、資材在庫チェック、使用する調理室の床のお掃除、調味料在庫チェックとわかりやすく仕分ける作業等を終わらせました。
提供後の調理器具の片付けがあるので、盛付けを炊飯が終わる時間からスタートして、提供1730にはお渡しできるように、と考えていたのですが、すでにお待ちの方もいらっしゃって、行列ができる、といううれしい誤算がありました。
第5弾はレンタカーが車検のため、東京へ車を戻すので明日朝東京へ向けて出発します。
昼食:鯛めし炊き込みご飯、小松菜とワカメとお麩のお吸い物 x50食
夕食:麻婆丼、中華白菜コーンミルクスープ
・避難所Ax115食
・避難所Bx 20食
合計135食
協力、認定NPO法人AARジャパン
February 24th 2024
The fifth phase of the Western Earthquake support last day
Luckily, we found a place that would deliver a bottle of propane gas in 30 minutes, and we were all relieved. We decided to prioritize preparing for lunch, saying, “Then let’s do our best to serve lunch first as planned!” However, once the switch to simultaneous progress was turned on. As a result, while we were cooking the takikomi rice, we were able to finish cutting most of the ingredients for dinner, and the base for the mapo bowl was also finished. The worst thing that happened this time was that even though we were able to provide lunch, the gas ran out while we were preparing dinner, and we still couldn’t get gas. We held discussions without sacrificing the purpose of our activities, which is to “produce new products.” Although we had in mind the option of “stop providing lunch and only provide dinner,” we focused on how we could provide two meals, pooling our wisdom and experience. We once again realized that the good thing about collaborating with a team and friends is that we were able to approach the project with a common belief that we can do something.
The condition of the accommodation was that due to the water outage and the lack of sewage, the toilets cannot be flushed.However, we heard that the toilets could be used if you used a special plastic sheet like the one in the evacuation center. However, they cleaned the restrooms from floor to bowl, including the women’s restroom that I don’t use, and installed sensor lights since there was no electricity. There is a portable toilet installed on the property next to where we were staying, so we were able to use that, but it was a real relief as it was sometimes difficult to go out in the cold at night. During long-term support activities, it is often unclear who will participate in the next activity, so completing the preparations early so that the next team can carry out their activities as smoothly as possible will also make the soup kitchen operation smoother. We thought it would lead to something we could do.
Lunch: Sea bream rice, komatsuna, wakame, and gluten soup x50 meals
Dinner: Mapo bowl, Chinese cabbage corn milk soup
・Evacuation center Ax115 meals
・Shelter Bx 20 meals
Total 135 meals
Cooperation with certified NPO AAR Japan